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令和7年度の採択課題が公表されました

AMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)による令和7年度 「次世代ヘルステック・スタートアップ育成支援事業」の採択課題8件が公表されました。

本事業は、ヘルステック領域におけるスタートアップ・エコシステムの構築をめざし、アカデミアが有する革新的な技術の実用化と、スタートアップ創出を支援するものです。

東京大学が代表機関として、国立がん研究センター東病院、ふくしま医療機器産業推進機構、プレモパートナー㈱とコンソーシアムを組み、採択課題のスタートアップ創業をサポートしています。支援内容は事業戦略立案支援、海外展開支援、人材支援、開発支援、資金調達支援等 多岐に渡ります。

公募と審査の概要

本事業は以下の課題を対象として公募され、書類選考・ヒアリング審査等を経て、令和7年度は8件の研究開発課題が採択されました。

分野

  • 医療機器研究開発
  • ヘルスケア関連製品・サービス開発

開発フェーズ

基礎的、応用、非臨床研究・前臨床研究、臨床試験、治験

令和7年度 採択課題のご紹介

◆医療機器研究開発(7件)

  • 心電図AI基盤モデルによる心内電位解析・アブレーション最適化システムの研究開発
    京都大学 糀谷 泰彦先生
  • 高接着強度水中接着剤を応用した生体用接着性シートの開発
    秋田大学 佐藤 雄亮先生
  • 患者中心の認知症早期識別・分類AIアプリ開発 , ソフトウェア医療機器製造販売体制の構築、並びに販売促進
    大阪大学 Subhash REVANKAR Gajanan先生
  • 血管内脳波計測装置に関する研究開発
    大阪大学 中村 元先生
  • 日本発のテクノロジーを応用した革新的緑内障治療デバイスの開発
    京都大学 三宅 正裕先生
  • 変形性膝関節症による膝の痛みを解決するリング型インプラントの研究開発
    宮崎大学 山子 剛先生
  • 革新的ながん診断を実現する血中循環腫瘍細胞の回収装置の開発
    東京農工大学 吉野 知子先生

◆ ヘルスケア関連製品・サービス研究開発(1件)

  • 大腸がん患者を対象とした対話型生成AIの実用化に関する研究
    国保直営総合病院君津中央病院 須田 竜一郎先生

R6年度採択者の支援は2年目に突入

令和6年度採択課題は2年目のフェーズに入り、スタートアップとしての起業へ向けた動きが加速しています。

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昨年度に引き続き、東大バイオデザインでは、ヘルステック領域のスタートアップ人材を募集しています。起業したい方、参画を目指す方、支援者(各領域の専門家)の交流の場としてコミュニティを構築しています。

現在、SU事業採択研究者10チームのスタートアップ参画者・支援者を重点的に募集しています。
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最後に

採択課題の研究者の皆様、この度は誠におめでとうございます。
医療機器・ヘルスケア領域における日本発スタートアップの起業に向けて、研究・開発・実装を一体的に後押ししてまいります。

🔗 採択結果の詳細はこちら(AMED公式ページ)
https://www.amed.go.jp/koubo/12/01/1201C_00119.html